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株式市場における今後の「勝ち組」「負け組」 オリンパス編
6月下旬は3月決算企業の株主総会が集中した。その中から「気になった株主総会」をいくつか取り上げる。

ここ数年の傾向であるが、「コンプライアンス重視体制」「社外取締役の増加」「社外取締役が主導する指名・報酬・監査委員会設置会社への移行」などが中心議題となる株主総会が目立つ。

また相変わらずアクティビスト(物言う株主)の要求に負けて、身の丈を超える株主還元を決めてしまう株主総会も多い。このままだと、ますます日本企業の活力が削がれてしまうような気がしてならない。


【オリンパス】 (7733)
その傾向を象徴するような株主総会である。なんとそのアクティビストの株主提案を受けて、その利益を代表する人物を取締役に選任してしまった。

バリューアクト・キャピタル・パートナーのロバート・ヘイル氏のことであるが、究極の利益相反である。バリューアクトはオリンパス株式の4.88%を保有する大量報告書を昨年5月に提出しており、オリンパスは本年1月にそのバリューアクトから取締役1名を受け入れると公表していた。

取引銀行や取引先の推薦する取締役を受け入れるケースはよくあるが、アクティビストの役割は「会社資産をかすめとる」ことでしかなく、同等には考えられない。

しかし、大変に不思議なことにそのアクティビストからも取締役をうけいれると公表した本年1月以降、オリンパスの株価が1150円近辺から1417円の(23%アップ)高値へ上昇、現在も高値圏にある。

コンプライアンス上、好ましいと株式市場に判断されたことになる。

「何かがおかしい」といわざるを得ないと烙印を押されても疑惑を抱えた運命共同体路線の株価は、暴走するか! 見放されるか! 更に上昇するのか! 話題は尽きない。
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