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ソニーがパラマウント・グローバルを買収したらどうなる?
〔その1〕 報道から感じるポイント
4月19日、ソニーが投資会社のアポロ・グローバルと共同で米主要メディア・グループの1つであるパラマウント・グローバルの買収に参入するとNew York Timesが報じている。
この報道だけで「断定的に」解説することは難しいが、久々に訪れた日本企業(ソニー)が米国で存在感を高める機会であり、同時にソニーにとってもビジネスチャンスであると感じるため、「この段階」で取り上げることにした。
本誌が認識している米国の映画を含むメディア業界の最新状況も取り混ぜて解説したい。
パラマウント・グローバルとは、傘下に映画制作・配給として存在感の大きいメジャー映画スタジオ「ビッグ5」の1つで「ミッション・インポシブル」「インディ・ジョーンズ」「トップガン」などで知られるパラマウント・ピクチャーズ、全米4大ネットワークの1つのCBS(注)、ケーブルテレビ運営会社(旧バイアコム)、さらにストリーミング配信を行うパラマウント+などがある米主要メディア・グループの1つである。
(注)全米4大ネットワークとはABC、NBC、CBS、FOXであるが、CBSが最もドラマ・コンテンツが充実しており視聴率が高い。
ソニーも傘下に「ビッグ5」の1つであるソニー・ピクチャーズがあり、また本格的なストリーミング配信を手がけていないためシナジー効果が期待できる。ただしソニーは米国にとって外国企業なので4大ネットワークのCBS買収は現実的ではなく、分離して買収対象から除外すべきである。・・・・・・・・

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